カンジダ膣炎治療体験記

カンジダ膣炎に関する質問と回答 その3


カンジダ膣炎に関する質問と回答その3です。

Q:どうしてカンジダはピンポン感染の可能性があるのでしょうか?
カンジダは、一生私の体内にいて、免疫能が低下したときに症状が現れるのに、
なぜ、彼も治療しないとピンポン感染するといわれるのですか?

彼からうつされなくても私の中にはすでにカンジダが潜んでいるし、
彼から別のカンジダが入ってきても免疫機能が落ちなければ問題ないのでは?
ピンポン感染の仕組みもおしえてください。

A:ピンポン感染が成立するためには、自分から相手に、相手から自分に
かなりの量の菌を受け渡しがあるのが条件です。
もちろん、菌量が多ければ、100%発症するかというとそんなことはありません。
発症の危険性が高くなるだけです。

既感染であった場合、自分の体の中に発症を防止する(病原微生物に対する)中和抗体があれば、(はしかなどのように)いくら、体に侵入してもその感染症を発症しないということになりますが、カンジダ症の場合はそういうわけにはいかず、菌量と体の体調によって、何度でも発症するのです。
自分と同時に相手の治療が必要(相当の菌量を持っている場合)というのは、そのような理由によります。

ピンポン感染するのは、あなたが彼氏に大量のカンジダ真菌を渡したとします。
そうすると彼氏のもとで繁殖したカンジダはあなたのところに渡されますネ。
あなたは現在の治療が終わるまでは性交渉を自粛されるでしょうから、
次に交渉を持つのは治癒してからということになります。
そのとき、彼氏が治療していなかったら‥
あなたから過去に受け取って増殖しつづけていたカンジダ真菌が
彼氏からプレゼントされることとなり、大量の原因菌を受け取ったあなたは
再び治療が必要となるということなのです。
ですから、ペアがある場合には同時に治療することが求められるのです。

Q:病院でカンジダ膣炎と診断され、塗り薬をもらいました。
外陰部へ塗るとあったのですが、つけるのは外側だけでいいのでしょうか?
白いポロポロのおりものがありますが、中の方まで塗った方がいいのでしょうか?

A:膣の中まで塗ってよいのか?という質問ですよね?
膣の中は中で、入れるお薬(膣錠といいます)があるので、塗り薬は外陰部だけでOKです。

Q:カンジダ膣炎は放っておいても、自然に治りますか?

A:カンジダは根気良く治療する必要があります。
まず、カンジダが完治していない状態でセックスをしますよね。
そうすると、症状がおさまって治ったと思っても、また相手から戻ってくる可能性があります。こういう状態をピンポン感染と言います。
特定の相手とだけセックスをしていればエイズなどの可能性が低いとかって、
お互いに相手が決まっていれば安全のような誤解をされがちですが、
それぞれがカンジダを移しっこしてしまうケースもあります。
また、将来的に妊娠を望むのでしたら、キチンと治療して菌を退治しておかないといけません。

Q:ある書物を読んでいて、次のような記述がありました。
「腸内で繁殖したカンジダ菌が、血流に乗って脳に到達し、脳細胞にダメージを与えて、脳内化学物質やホルモンのバランスを狂わせることもある」

この内容は私にはとても信じられません。
このようなことが本当にあるのでしょうか?

A:免疫抑制剤を使用していたり、エイズの進行期などでは通常の細菌と同様にカンジダなどの真菌も感染により血液中に入り菌血症となります。この場合は脳で感染を生じることもあります。

でもこれは非常に特殊な状況ですので「脳内化学物質やホルモンのバランスを狂わせることもある」というようなのんびりしたものではありません。死ぬか生きるかの状況です。
ご質問のようなことは通常ではおきないことです。ましてや、それが怖くてカビたパンに異常に神経質になったり、家のカビを嫌悪したりするのはナンセンスです。カビは本来自然の抗生物質を含んでおり、味噌や醤油、乾物などの保存食にも利用されています。カンジダも皮膚に常在する真菌ですから、何かしら役目になっている可能性があります。

もう日本では駆除されて珍しくなりましたが、腸内の寄生虫はアトピーや喘息などのアレルギー疾患を抑える働きがあることは明らかになっています。私の知人で有名な寄生虫の研究者はサナダムシを腸内に飼っていて、名前もつけています。そこまでしたくありませんが‥‥。


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