カンジダ膣炎治療体験記

カンジダ膣炎に関する質問と回答 その2


カンジダ膣炎に関する質問と回答その2です。

Q:カンジダによくかかり、膣錠を挿入して治療しています。
彼が生理中にエッチを求めてくるのでいつも押し切られて応じてしまいます。
その直後にカンジダになってしまいました。
生理中はカンジダになりやすいのでしょうか?

A:薬剤師です。カンジダは性行為のある生活をしている以上、可能性は常にゼロではありません。
特に生理中での性行為はその確率を高めます。(理由は敢えて書きません)。
膣錠を使われていらっしゃるのでしたら、行為は避けたほうが良いかと思います。

Q:おりものが多く、かゆみがあります。カンジダ膣炎にかかったのか、トリコモナス膣炎にかかったのか、どちらでしょうか?

A:産婦人科医です。
カンジダ膣炎であれば、おりものが白っぽい、あるいは黄緑色っぽいもので、カッティングチーズのような、あるいは牛乳が固まったようなものです。

カンジダの特徴としては入浴時にセッケンを使用すると痛がゆさが増すこと、
フェミニーナ軟膏では治らないこと、むずがゆいと言うよりも
ピリピリと痛がゆい感じがするということ、
最近疲れがたまっていたり風邪を引いたりして身体の抵抗力が落ちていた、
あるいは最近抗生物質を服用したなどの前歴があること、などでしょう。

一方、トリコモナス膣炎や細菌性膣炎は、
おりものが黄色っぽくてかゆみがある場合です。
おりものに悪臭を伴うことが多いものの、トリコモナス膣炎ではほぼ必発しますが
細菌性膣炎では必ず起こるものではありません。

最近に温泉など公衆浴場に行った経歴がある場合は、
トリコモナスによるものの方が疑わしいでしょう。

なお、どちらの膣炎でも最初は黄色っぽいおりものであっても、
場合によってはクリーム状であったり出血をまじえた色であったりします。
性行為後から症状が出現した場合はどちらの場合も考えられますのであまり参考にはなりません。

各疾患でのかゆみの感じ方の違いを大まかに述べると、

カンジダでは「痛がゆい」、「生理の前後にかゆみが出る」など、

トリコモナス膣炎では「膣の中に灼熱感がある」、「生理のあとにかゆみが出てくる」、
細菌性では「何となくかゆい」「あそこ全体がかゆい感じがずる」

などというふうに表現されることが多いようです。
コンジローマでもかゆみを感じることがありますが、この病気はむしろ外陰部の小さな突起物状のできものとして自覚しますので、比較的わかりやすいと思います。

Q:男性のカンジダ感染についておしえてください。
妻が3回目のカンジダ膣炎になりました。妻とはセックスやオーラルセックスをしています。妻が完治しても、夫がカンジダの菌をもっていると、また妻にもうつってしまうと聞いたことがあります。
男性のカンジダの検査方法、治療方法、治療期間について教えてください。

A:泌尿器科医です。
性病には狭い意味で病原体を相手に移植することによって発生するものと、
色々な環境に影響を与えて発症させるものに分かれます。

カンジダ症の場合、前者の意義がないとは言いませんが
(例えば包茎で、包皮炎しかもカンジダ性包皮炎のある男性であればカンジダ増量および膣びらんの影響でパートナーに高率でカンジダ性膣炎を起こさせますので…)
多くは常在のカンジダによる自己感染症の側面が大きいのです。

カンジダ性の亀頭包皮炎の症状としては、
『潰れやすい小さい膿を持った発疹』以外に、
亀頭表面と内板包皮(露出されていない部分)の炎症性肥厚と膿の少ない皮膚表面像が
かなり特徴的な所見です。

しかしこれは包皮炎一般でも見られる事柄であり、目視だけでは確定できませんから、
顕微鏡による確認か、治療薬剤の効果判定による確認が不可欠です。
治療法としては基本的に外用薬剤のみです。内服薬剤はまず用いることはありません。

カンジダ性の尿道炎は非常に稀であること、尿検査で必要な情報は得られますし、
無症状ということは考えられませんので、
通常は症状のない方であれば尿道の粘膜まではとりません(痛いですし…)
粘膜を取るのは亀頭表面や内板包皮の表面の分泌物を含めての話です。
包茎でなくとも蛇腹になって折りたたまれた部分や亀頭の折り返しの部分(環状溝)の部分の分泌物をぬぐって検体とします。

Q:膀胱炎の治療に抗生物質を服用しています。そのためカンジダ膣炎が頻発して困っています。
医者には、「カンジダになるのを覚悟して抗生物質を飲んで、同時進行でカンジダの治療もするように」などと訳の分からないことを言われていました。
膀胱炎にかかったらカンジダにかかるのは、免れないのでしょうか?

A:カンジダ菌(水虫の菌と同じ仲間)は誰でも腸内に持っています。
いつもは他の菌(腸内にはたくさんの菌が住み着いています)におされて繁殖できず、おとなしくしています。
膀胱炎の原因になる菌はいろいろあるでしょうが、
基本的にもともとあなたの糞便中にある菌です。
つまりあなたの腸にある菌が尿道から膀胱に入って、繁殖しておきているのです。
ですからその菌に効く抗生剤を飲めば、膀胱に入って増殖した菌にも効く替わりに、
あなたのお腹の中の菌もやっつけてしまいます。
まわりに菌がいなくなって、カンジダ菌が住みやすくなり増殖し、
膣炎などをおこすことがあるわけです。

医師が抗生剤が必要と診断した場合、素直に従った方が良いです。
あらかじめカンジダ菌がはびこらないようにする治療は、一般的だと思います。
あなたの事情をわかっていて、それでも医師が抗生剤が必要と診断しているのですから、
服薬しないで治すのには無理があるように思います。


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